――設計仕様書と運転法案とは
大きい設計仕事になると文章からスタートします。こういうものを作りたいという設計仕様書のことです。例えば、エアーで動かしたい、モーターだけで動かしたいなど、こういう風雨に作りたいという文章で設計の仕様書というのが出るんですよね。その設計の仕様書に、今度は運転法案と言って、どういうふうに運転していくか、要はシーケンサーとかでどうやって動かしていくのか、どういうタイミングで、ここでセンサーがやったら、こっちが動く、という基本的な運転法案っていうのも出てくるんです。
――仕様解読から設計作成へ
大きな設計だと、5人とか10人で全部それを解読しながら、ではここからやっていこうかっていうので線を引き始めるわけですね。最初に基本的な設計をやって、基本設計をした後で、もう一回、練り直して本設計に入ります。
――本設計前にお客様に具体的な計画を伝える
その基本設計から本設計に入るのは、2日でできるか、ひと月でできるか、1年でできるか、これは物によりますね。ですから、その時にお客さんから依頼を受けた時に、こういうものを作る、こういう風にしたいと言った時に、こちらでどう考えてもこのくらい期日かかるな、どう考えても何人いるな、どう考えてもお金がかかるなっていうのを察知して、考えてちゃんとお客様に伝えないといけないですね。これは一つの経験値なんだと思うんです。